日本海が育んだ紅色の贈り物 紅ズワイガニ

鳥取の紅ズワイガニが美味しい訳

紅ズワイガニの水揚げ量日本一を誇る鳥取県・境漁港。水揚げ量は全国の約5割を占め、港一面に並ぶ紅ズワイガニの真っ赤な絨毯のような姿は、境港ならではの風物詩と言えます。

日本海での紅ズワイガニ漁業は、「カニかご漁」という漁法で行われています。紅ズワイガニが生息する水深800〜2,500メートルの深海に餌を入れたカゴを沈めて、一杯ずつ丁寧に水揚げします。

紅ズワイガニは身が水っぽいため日持ちが悪く、活や生の状態での流通はほとんどしていません。8～9割は加工品に使用されていますが、それでも紅ズワイガニを姿でお楽しみいただけるのは鳥取県が水揚げ量日本一だからこそです。圧倒的な水揚げ量が品質向上に繋がっており、国内トップクラスの設備と加工技術で紅ズワイガニの鮮度と質を保っています。
水揚げされたカニはすぐに、目利きの職人が身入りが良く鮮度のいいカニを1枚1枚選別したのち、茹で職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。
整備された環境と熟練の職人の手により、美味しい状態での紅ズワイガニのお届けを可能にしているのです。